面接管経験者の視点で語る面接のコツ

「面接管」と聞くと、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?
面接は人間性やスキルをチェックされる場であるため、なんとなく怖いイメージを持っている方もいるかと思います。

私自身、人事担当者として面接官を経験したことがあります。
初心者と面談を重ねる体験では、自分が学べることが多く、とても貴重な経験をさせてもらえたなと感謝しています。
その経験を基に、ここでは面接官が見ている部分、そして人材として目に留めてもらうコツを語りたいと思います。

私が面接官として第一に見ていたのが、人間性の部分です。
面接の場面では、ほとんどの人が慣れないスーツを着て、入社への意欲を見せようと必死に自分を作っています。
それは本気で挑んでいる証拠であり、緊張しながらも頑張っている人に対して「応援したいな」と好意的に映りました。

ただ、私としてはできれば素の部分が知りたかったため、ちょこちょこ世間話を織り交ぜたりしていました。
その際、出てくる話題や話のトーンで、その人の素の部分が少し見えたりします。

面接官も一人の人間です。
スキルうんぬんより、まずは「どんな人なのか」「一緒に仕事をしたい人なのか」という部分が一番気になる点ではないかと感じています。

そのため、面接の際には緊張しながらも少し笑顔を心がけたり、「お時間を割いていただきありがとうございました」など、ちょっとした声かけをしたりと、相手への小さな気遣いを重視することが大事だと思っています。
また、緊張がひどい時には「すいません、緊張しています」と言葉を発することで、素直な人柄が伝わったりするものです。

このように、場を和ませようとする気遣いを心がけてみると良いでしょう。